英語をアメリカで学ぶESL(English as a Second Language)をご存じですか?無料のところや、初心者にも優しいところもあるので、これまでの体験から3か所のESLをご紹介します。
1.図書館 | 2.アダルトスクール | 3.コミュニティカレッジ | |
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難易度 | 低 | 中 | 高 |
授業料 | 無料 | 無料と有料がある | 無料と有料がある ※居住者は授業料が安くなる |
教師 | ボランティア | 専任講師 | 教授、チューター |
生徒 | 主婦率高し | 年齢層高め,男性も少々 | 高校卒業後~社会人、男女半々 |
教材 | プリント配布 | 校内で共有、PC無料貸出 | 教科書購入orレンタル要、PC無料配布 |
登録 | 図書館登録要 ※パスポート登録可,隣町可 |
レベル分け試験有 ※無断欠席で原則退学 |
レベル分け試験有 ※登録手続きに時間がかかる |
目次
1.図書館
まずは話すことに慣れたい人や地元に知り合いを作りたい人におススメです。図書館によって雰囲気が違うので複数回るのがおススメ。例えばA図書館はクロスワードパズルや会話カードを使った会話、B図書館は自己申告でレベルを選び、世界のお祭りや時事ネタなどのプリントを読みながら会話といった感じでした。予約が必要な場合もありますが、空いていれば参加できるので思い立った時に参加できるのが利点。
どの図書館もボランティアチューターと週2時間無料で家庭教師をお願いできる制度があったり、ロゼッタストーンやMango Languagesの提供するなど、個人のペースで勉強をするための制度が準備されています。
2.アダルトスクール
週数回の決まったメンバーでのクラスなので、英語の勉強を始めるのにおススメ。レベル分けテストや宿題、無断欠席は原則退学となるなど学校のような雰囲気です。
私のいた学校の場合、レベル分けテストはリスニングでした。学校のスタンスとして、初めて英語を話さねばならなくなった成人を主なターゲットとしているのか、レベル分けテストの結果が良いとコミカレを勧められ、入れてもらえないこともあるようです。授業の課題は自国の観光地、食べ物、お祭りや習慣の紹介など、文化について発表することが多かったのです。中国、韓国、タイ、メキシコ、ブラジル、ロシア、トルコ、イラン、セルビアなどなど各国の文化について生の声が聴かれて興味深く、大変思い入れ深い1年になりました。
3.コミュニティーカレッジ(コミカレ)
英語を体系的に学習したい方で勉強に纏まった時間が取れるならおススメです。大学へのトランスファーを考える所謂現役生と社会人が目標にむけてがっつり勉強する雰囲気です。
私のいた学校はクラス分けテストは30分で与えられたテーマについてのライティングでした。またクオーター制だったので3か月間で1クラスの区切りがきます。スケジュールとしては、週約9h授業、週1hワークショップ、週1hチューターセッションがあったので、1週約11h+α宿題&試験対策という感じでした。尚クラスのレベルが上がると週3hor4h授業という選択肢もあります。小テスト、中間・期末試験の他にライティング課題が多く、学内にある無料でライティングの相談できるチューターにお世話になりまくりました。
いかがでしたか?
個人の英語レベルは結構なへっぽこで渡米当初TOEIC400点前後だったのが、アダルトスクール1年で500点台、コミカレ3か月で600点台といった感じでした。800点台目指して引き続き頑張りたいところです。